麗らかな春の日差しが普く降り注ぎ大地を包み、色とりどりの花々が咲き誇り、心華やぐ季節となりました。

この好時節、令和7年4月17日、長谷観音 福聚山太山寺では、お釈迦さまのお誕生をお祝いする法会『仏生会』花まつりを厳修いたしました。

『無憂華開く春八日』  釈尊御生誕時の故事「憂いの無い命」を意味する樹木アショーカが咲き誇るルンビニの花園に準えて時節の万花で飾られた花御堂を設え、誕生仏尊像の頭上に甘茶を灌ぎ、たくさんのご参詣の皆様と共に奉祝できました事、心より御礼申し上げます。

『天上天下唯我独尊』 (かけがえのない尊い命を輝かせることで、一度しかない人生を悔いなく過ごせよ)というお釈迦さまからの力強いメッセージなのです。 お釈迦さまの教え『仏教』を受け継いだ我々一人ひとりが尊いのだ。すべての人々が『唯我独尊』であり、自分の命と同様に他の命もまた尊いのです。

宗祖弘法大師空海さまも「四恩に報謝すべし。四恩の第一は父母の恩なり」(いのちを与えてくれた親、ご先祖様に感謝せよ。我が心魂に留め生きよ」と説かれています。

南無釈迦牟尼仏

南大師遍照金剛