新型コロナウイルスの影響で3月17日から中止していた当山の月並み観音講が6月17日の『青葉まつり』から三カ月ぶりに再開されました。檀信徒の皆様は、梅雨に入り蒸し暑い中長き石段をマスク姿で登り参拝し、久々の再会を喜びながらも、「出来るだけお互いの距離を保とう」と気を配りつつ、笑顔で近況を語り合っていました。

堂内の窓をすべて開けて、アルコール消毒液を置いて、勤行の時間を短縮するなどして、何時までも拭えない第二波への不安を少しでも和らげる為に出来る限りの対策を講じての再会となりました。

護摩法会に先立ち、色とりどりの花で荘厳された花御堂の稚児大師像前に於いて、宗祖降誕会 青葉まつりを修行し、灌仏(甘茶をかけて)お誕生をお祝いし御詠歌「誕生和讃」の奉詠が行われ、報恩謝徳の誠を捧げました。また御母堂様特別供養と慈母健康長寿祈願、お子様、お孫様の無事成長、学業優等を併せて御祈願致しました。

護摩行では力強く上がる炎に参拝者は一心に掌を合せて祈りを捧げ、コロナウイルス早期収束と各願成就を御祈念致しました。

法会に続き住職より「三密」についての法話、その後境内の見頃を迎えたアジサイを楽しみ、来月の『四国八十八ヶ所お砂踏み法会』で元気に再会出来ることを約束し帰路につきました。